オーストラリア教育参事官、iCeMSを訪問

2010年5月21日


使節団に施設を案内する中辻教授

 オーストラリア大使館からの使節団が20日、国際交流活動や世界トップレベル研究拠点(WPI)プログラムの実施状況について話し合うため、京都大学を訪問しました。

 オーストラリア大使館のミッシェル・アラン教育参事官とオーストラリア政府国際教育機構のケネス・ホー次長ら一行は、まず同大学吉川潔理事・副学長(研究・国際担当)及び牧野圭祐副理事・産官学連携本部長と会談の場を持ちました。

 次いで一行は同大学物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)拠点長の中辻憲夫教授を訪れました。中辻教授によるiCeMS概要紹介の後、幹細胞研究の現状と展望、日本の科学・技術関連予算、オーストラリアの奨学金プログラム「External LinkEndeavour Awards」、科学コミュニケーションの重要性など、多岐に渡るテーマについて意見を交わしました。アラン参事官の子供が京都大学紹介冊子「External LinkMANGA Kyoto University」を愛読し、中でも中辻教授が登場する幹細胞についての章が気に入っている事も分かりました。

 将来的な人的交流等の可能性も含め、今後も緊密な協力関係を保っていく事を双方が確認し合いました。


左から:ホー次長、アラン参事官、中辻教授
 

活発な意見交換をする中辻教授、アラン参事官、ホー次長ら