【告知】ボストンAAAS年次大会:WPIブース出展・ワークショップ共催

2013年1月30日

 文部科学省と京都大学iCeMSなど世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)6拠点は、2月14日から5日間にわたって米マサチューセッツ州ボストンで開催されるアメリカ科学振興協会(AAAS)年次大会で、WPIブースを出展し、ワークショップを共催します。

 WPIブースは科学技術振興機構(JST)が主催する日本パビリオンの一部で、15日から3日間、10時から17時まで、ハインズ国際会議場の展示ホールC/Dで展示されます。ブースでは、各WPI拠点の最新の成果や、国際・学際的な研究環境を紹介します。

 ワークショップは理化学研究所、筑波大学とWPIが共催するもので、15日の14時半から15時半まで、同会議場の205号室で行われます。「Extenal LinkJapan — your next career destination?(参考訳:次の就職先としての日本)」と題されたこのワークショップでは、共催機関それぞれの先進性や、国際化に向けた取り組みを発表します。質疑応答では理研の海外若手研究者らも登壇し、日本での生活について体験談を交えて紹介します。

 ブース・ワークショップともに、大会参加者であれば入場自由です。お誘い合わせの上、気軽にお立ち寄りください。


アメリカ科学振興協会(AAAS)について

 AAASは、科学誌サイエンスの発行や年次大会の開催などをとおして、科学の発展と社会還元を図る非営利団体です。179回目となる今年のAAAS年次大会のテーマは「The Beauty and Benefits of Science(参考訳:科学の美点と利点)」です。生命科学・物理学・工学・社会科学といった分野の研究者に加え、政策担当者やジャーナリストなどがそれぞれの研究・活動内容について発表します。昨年は170を超えるシンポジウムやワークショップが組まれ、約700人が登壇、約11,000人が参加しました。第1回は1848年に米ペンシルベニア州フィラデルフィアで開催されました。これまでにラリー・ペイジ米Google最高経営責任者(2007年)、フランシス・コリン米国立衛生研究所長(2001年)、ビル・クリントン元米大統領(1998年)、ビル・ゲイツ米マイクロソフト会長(1997年)など、産官学の著名な人物が特別講演者として招かれています。


世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)について

 WPIは、2007年から文部科学省の事業として開始されたもので、システム改革の導入等の自主的な取組を促す支援により、第一線の研究者が是非そこで研究したいと世界から多数集まってくるような、優れた研究環境ときわめて高い研究水準を誇る「目に見える研究拠点」の形成を目指しています。文部科学省からの委託により、日本学術振興会(JSPS)が審査・評価・管理業務を行っています。2013年1月現在、計9拠点が同プログラムに採択されています。


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