北川進教授、RSCド・ジェンヌ賞を受賞:日本人初

2013年5月7日


北川進 教授

 英国王立化学会(RSC)は4月、北川進京都大学物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)拠点長・工学研究科教授に、今年のRSCド・ジェンヌ賞を贈ると発表しました。本受賞は、北川教授の「革新的な配位化学による先端的で機能的な多孔性材料を開発した功績」が認められたものです。授賞式は2013年11月8日に英国ブライトン市内のホテルで開催されます。北川教授による受賞記念講演は、同年10月から2014年5月までの間に、英国内4つの大学で行われる予定です。

 RSCド・ジェンヌ賞は、材料化学分野における極めて顕著な業績を称えるため、2009年に創設されました。RSCから授与される栄誉の中でも、コーデイ・モーガン賞、ハリソン・メルドラ記念賞等と並んで、特に権威のある賞とされています。北川教授は初年度のマシュー・ロジェンスキー英リバプール大学教授、2011年のスティーブ・マン英ブリストル大学教授に続いて3人目の受賞で、日本人としては初めてです。


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