iCeMS、英国領事館と第1回日英錯体化学ワークショップを開催(10月10日~11日)

2013年11月22日

 10月10日-11日、京都大学iCeMSは英国総領事館と協働で「第1回日英錯体化学ワークショップ(UK-Japan Workshop on Organic-Inorganic Framework Materials)」を開催しました。iCeMS本館で行われた本ワークショップは、両国の最先端科学者交流を通して国際的な連携研究につなげようとする新たな試みです。

 このワークショップは、Extenal LinkAnthony Cheetamケンブリッジ大学教授が一年前に京都を訪れた際、日本との共同研究を強く希望したことを発端に、英国英国総領事館科学技術担当のEd Thomsonと北川進iCeMS拠点長との協議の末、実現しました。

 Cheetham教授は「北川拠点長を含む日本側の化学者と、UKの『ドリーム・チーム』を結成することができた」と述べました。この2日間で18名による講演と30名によるポスター発表が行われ、両日ともに活発な意見交換が行われました。

 北川拠点長は「両国の研究者が積極的に議論し、将来的な共同研究につながるよう交流している姿勢が見られ、とても感激しています。今回のワークショップでは、材料科学の医療やエネルギー貯蔵などへの応用の可能性を大いに発見できました。充実した会となり、皆様にも満足していただけたと思います。今後も続けて行きたいです」と感謝の言葉を述べました。

 次回のワークショップは来年、英国で開催される予定です。

 
     
 
開会挨拶(左上から時計回り):北川進iCeMS教授、中山智弘JST研究開発戦略センターエキスパート、Anthony Cheethamケンブリッジ大学教授、 Ed Thomson英国総領事館科学技術担当
 

ワークショップ初日の参加者(京都大学iCeMS本館2階会議室)

 

iCeMS本館のセミナールームが80名以上の参加者で埋め尽くされた
 

ポスター発表で参加者の活発な意見交換が行われた
 

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