iCeMS、幹細胞における統合的技術イノベーションマネージメントシンポジウムを主催

2013年11月27日

 医療技術などにおける新市場開拓に向け、京都大学物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)は11月21日、京都大学百周年記念時計台ホールで、幹細胞における統合的技術イノベーションマネージメントシンポジウムを開催しました。

 このイベントは、「幹細胞技術の学際・国際・産業展開の方策」をテーマに京都SMIの共催で行われ、京都SMIの理事を務める仙石慎太郎iCeMS准教授をはじめ、中辻憲夫iCeMS設立拠点長、株式会社リプロセル代表 横山周史氏、株式会社ヘリオス代表 鍵本忠直氏、産官学連携推進機構 妹尾堅一郎 理事長、株式会社イグレック代表 横山禎徳氏の6名が講演を行いました。

 仙石准教授は、計量書誌学的な観点から幹細胞市場競争における日本の立ち位置について述べるとともに、新たな開発分野を提案し、続く中辻教授は、学際、国際、産官学連携と、幹細胞技術開発の現状について語りました。横山周史氏と鍵本忠直氏は、日本でベンチャー企業として成功するまでに直面してきた困難について発表しました。妹尾氏は、幹細胞市場の展望をコンピュータシステムがクラウド化された過程に例えながら産業生態系について論じ、最後に横山禎徳氏が、社会システムデザインについて講演を行いました。

 このシンポジウムにはパネルディスカッションも含め、総計150名以上が参加しました。夕刻からのレセプションには50名以上が参加し、講演者らと意見交換を楽しみました。

 
仙石慎太郎准教授(左)と中辻憲夫教授(右)
 
(株)リプロセル代表 横山周史氏(左)と(株)ヘリオス代表 鍵本忠直氏(右)
 
産官学連携推進機構 妹尾堅一郎理事長(左)と(株)イグレック代表 横山禎徳氏(右)
 

シンポジウム会場内、講演の様子
 

休憩時間も議論に花を咲かせる参加者
 

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