iCeMS研究者ら、文部科学大臣表彰の科学技術賞を受賞

2014年4月17日

 科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者に授与される科学技術分野の文部科学大臣表彰に、iCeMSから科学技術賞で4名が選ばれました。

 中辻憲夫iCeMS設立拠点長・教授、加納圭特任准教授、水町衣里研究員は同賞を理解増進部門で受賞しました。これは、高校生を対象とした実験教室「iCeMS/CiRAクラスルーム:幹細胞研究やってみよう!」を通じ、幹細胞知識と科学の考え方の普及啓発に寄与したことが評価されたものです。

 実験教室「iCeMS/CiRAクラスルーム:幹細胞研究やってみよう!」は、本学のExtenal LinkiPS細胞研究所(CiRA)と共催で過去5回開催されており、参加者は顕微鏡を用いて幹細胞を観察したり、また研究者との議論を通じて科学の考え方を学ぶことができるというものです。

 iCeMSの上記3名に加え、CiRA国際広報室の遠山真理研究員及び大阪教育大学の川上雅弘准教授(元CiRA国際広報室 研究員)もまた同業績により受賞しました。

 また、田中耕一郎iCeMS教授は、科学技術賞を研究部門で受賞しました。これは、田中教授の「高強度テラヘルツ光による物質の非線形光学応答の研究」が評価されたものです。高強度テラヘルツ光は、固体や液体の電子状態や振動状態の解析や、物質の組成解析に利用できることから、今後の研究の進展が期待されます。

 授賞式は4月15日に文部科学省にて行われました。


左から:水町衣里研究員、 中辻憲夫教授、田中耕一郎教授、加納圭准教授
 

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