タイ王国シリントーン王女殿下、アイセムスを訪問

2015年4月30日

 タイ王国のExtenal Linkシリントーン王女と、タイの政府や企業の関係者らを含む50名を超える訪問団が、4月20日、京都大学物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)を訪問しました。シリントーン王女は科学技術への理解が深く、iCeMSの世界トップレベルの研究への視察を強く希望され、今回の訪問が実現しました。

 Extenal Link山極壽一京都大学総長は挨拶の中でタイと京都大学の今後の学術的連携強化への期待について述べ、Extenal Link湊長博研究担当理事は、京都大学で行われている研究について紹介しました。

 コーヒーブレイクの際には、北川進iCeMS拠点長、影山龍一郎副拠点長らは、王女を囲んで、産業、政治、学術界の連携を担う国際拠点としてのiCeMSの将来について語り合いました。

 その後、北川拠点長が多孔性材料について、影山副拠点長が幹細胞を用いた脳の再生について、イーサン・シバニア准教授は高分子膜を用いたエネルギー・環境問題の解決策について、それぞれ講演を行いました。

 続く研究施設見学では、メゾバイオ1分子イメジングセンター(CeMI)のセンター長を務める原田慶恵iCeMS教授が王女らを案内し、若手研究者らが最先端機器を用いた研究を紹介しました。

 また、今回の訪問にかかわった研究者やスタッフは、王女から自らが描いたイラスト入りの記念品を直接手渡されました。


写真


iCeMS本館に到着したシリントーン王女(左)と、出迎える山極総長(右)、湊理事(右から2番目)、北川進iCeMS拠点長(中央)



 
歓迎の挨拶を述べる山極総長   京都大学の研究を紹介する湊理事

王女から記念品を受け取る北川拠点長


王女と共に集合写真

 
iCeMSの研究を紹介する北川拠点長   北川拠点長の講演を聞きながらメモを取るシリントーン王女
 
自らの研究内容の説明をする影山副拠点長(左)とシバニア准教授

iCeMS研究棟を案内する原田教授(左)


研究棟で行われている研究の説明をする古川修平准教授(左)と真剣にメモを取るシリントーン王女


研究内容を説明する山本真平助教


研究の紹介をする村上達也准教授


王丹助教の研究紹介に聴き入るシリントーン王女


実際の実験機器を見せながら研究紹介をする王丹助教


実験機器を覗き込んで笑顔を見せるシリントーン王女


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