第4回 iCeMSカフェを開催しました

クリスマス前の休日、花と鳥で彩られた神戸花鳥園で第4回iCeMsカフェを開催しました。約30名の方に足を運んでいただきました。

今回のiCeMSカフェのゲストは、上杉志成さんと研究室のみなさん。 上杉さんたちは、化合物を「道具」として使い、「生命のしくみ」を解き明かそうとしています。ある生命現象を引き起こす道具(化合物)を発見し、その作用の仕組みを解明していこうとしています。この道具は、よく「薬」と間違われることが多いのですが、必ずしもそうであるとは限りません。副作用を示さない等の薬としての条件を満たせば薬となりますが、そうでない場合も多くあるのです。

第4回iCeMSカフェ

第4回iCeMSカフェ

今回は、上杉さんたちが発見した不思議な道具(化合物)に関する6つのテーマ(うつす、ばける、やせる、もどる、つかまえる、くっつく)ごとにテーブルに分かれて、飲み物を飲みながらみんなでお話をしました。
たとえば、「もどる」のテーマでは、皮膚の細胞など一度変化してしまった細胞を、変化する前の状態に戻してしまう道具(化合物)についてのお話をしました。 机の上に用意された紙粘土を使い、一度作った形を元に戻すのは大変だということを実感しつつ、化合物とはどんなものなのかという話で盛り上がりました。

その他のテーマに興味を持たれた方は、「PDFカフェのまとめ」をご覧ください。「カフェのまとめ」は両面印刷すると、冊子のように扱えます。
次回(第5回)は2月21日(土)に「からだの中のかたちづくり」(ゲスト:見学美根子さんと研究室のみなさん)というテーマで行われる予定です。「次回の案内を送って」などなど、ご意見やご案内を希望される方は
science-cafe@icems.kyoto-u.ac.jp
までご連絡ください。お待ちしています!!

テーマ 生命のしくみを探る道具
ゲスト 上杉 志成さん(京都大学 物質-細胞統合システム拠点 / 化学研究所 教授)
と 研究室のみなさん
開催日時 2008年12月23日 14時00分-15時30分
開催場所 Extenal Link神戸花鳥園(神戸市中央区港島南町7-1-9)
主催 京都大学 iCeMS(物質-細胞統合システム拠点)
共催 Extenal Linkサイエンスカフェ神戸
Extenal Link神戸大学サイエンスショップ
協力 Extenal Link株式会社 花鳥園