実験教室「iCeMS/CiRAクラスルーム2013:幹細胞研究やってみよう!まずは観察から」を開催しました

2014年3月26日



 2013年11月23日(土)〜24日(日)、京都大学 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS =アイセムス)及び京都大学iPS 細胞研究所(CiRA=サイラ)は実験教室「iCeMS/CiRAクラスルーム2013:幹細胞研究やってみよう! まずは観察から」を共同で開催しました。23日は高校の先生向けプログラムを、24日は高校生向けプログラムを実施しました。23日は42名の先生たちが、24日は81名(午前40名、午後41名)の高校生たちが参加しました。

 iCeMS/CiRAクラスルームの主な目的は、高校生に「科学それ自体についての知識」を習得してもらうことです。「科学は固定化された知識ではなく、自然を解き明かすための手段である」と知り、活用することは、日常生活の中でも大切なことです。2009年に第1回を開催して以来、プログラムに改良を加えながら毎年開催しています。今年度は5回目の開催でした。

 2013年のプログラムは、全部で3時間。最初の1時間は、ボードゲームを用い、「研究」のための基礎知識を楽しく身につける時間です。生物の単元でいう「発生」「分化」「細胞」について学びました。次の1時間は観察のお作法を身につける時間。顕微鏡を使ってヒトiPS細胞など4種類の細胞をじっくり観察しました。プログラムの最後の1時間は、ひたすら頭を使う時間です。ある課題をどうしたら検証できるのかをみんなで考えました。

 iCeMSやCiRAで日々研究に取り組んでいる若手の幹細胞研究者のサポートを得ながら、研究のイロハのイである「様々な角度から観察する。そして、観察に基づいていろいろ考える」ということを体験してもらいました。

詳細を見る(PDF 69.1MB)


『iCeMS/CiRAクラスルーム2013』告知ページ(2013年10月1日)

Classroom 5 photo

細胞観察のヒントを出す若手研究者