【開催案内】実験教室「iCeMS/CiRAクラスルーム2015 in 茨城大学:幹細胞研究やってみよう!まずは観察から」(10月31~11月1日)

2015年9月15日

 京都大学 物質-細胞統合システム拠点 (iCeMS=アイセムス)、京都大学 iPS 細胞研究所(CiRA=サイラ)および茨城大学(推進研究プロジェクト*)は、10月31日(土)〜11月1日(日)に茨城大学教育学部において、実験教室「iCeMS/CiRAクラスルーム2015 in 茨城大学:幹細胞研究やってみよう!まずは観察から」を共同開催します。10月31日は教員向け、11月1日は高校生向けの構成となっています。2009年に第1回を開催した当イベントは今年で7年目となり、これまで iCeMS や CiRA を会場として開催してきましたが、今回は初めて京都大学の外で開催されます。

 本実験教室は、iCeMSやCiRAで日々研究に取り組んでいる若手研究者が講師となり、科学の知識(教科書に載っているような知識)のみならず、科学の営み(研究者が行っている研究過程など)を高校生に伝えることを目的とした実験実習プログラムです。

 全部で3時間半のプログラムの中で、参加者はボードゲームを用いて「発生」「分化」「細胞」の学習を、その後、顕微鏡を使ってヒトiPS細胞など4種の細胞をじっくりと「観察」します。プログラムの最後には、参加者たちにある課題が与えられ、その課題をどのようにしたら検証することができるのかを考えてもらいます。

 本プログラムを通じて、参加者は、研究のイロハのイである「様々な角度から観察する。そして、観察に基づいていろいろ考える」ということを体験することができます。

* 茨城大学推進研究プロジェクト「新しい再生医療社会を理解し迎えるためのモデル教育の創出と提言(MERCI=メルシー)」(代表 教育学部教授 瀧澤 利行)


高校生向けプログラム開催要項


日時 2015年11月1日(日)9:00~12:30
場所 茨城大学 教育学部 D棟D-102講義室(310-8512 茨城県水戸市文京 2-1-1)
講師 安井裕(京都大学 CiRA 大学院生)
対象 高校生
  • 全国から広く募集しています。
  • 申し込みにあたっては、保護者の了解を必ず得てください。
  • 希望者多数の場合は、ご希望に添えない場合があります。
  • 宿泊が必要な方は各自でご手配ください。
募集人数 40人
参加費 500円(但し、教材費として)
申込方法 ウェブフォームにて必要情報を入力
※締切:9月30日(水)
  *ご参加いただけることになった方には、ご自宅に招待状を郵送します。
  (申込いただいたみなさまに、結果を郵送させていただきます。)
 

教員向けプログラム開催要項


日時 Aコース(教員用プログラムの受講のみ)
    2015年10月31日 14:30-18:00
Bコース(教員用プログラムの受講および生徒実験教室での指導補助)
    2015年10月31日 14:30-18:00 および 11月1日 9:00-12:30
場所 茨城大学 教育学部 D 棟D-102講義室(310-8512 茨城県水戸市文京 2-1-1)
講師 安井裕(京都大学 CiRA 大学院生)
対象 高校の教員(メディアの方、博物館・科学館関係の方も歓迎)
  • 全国から広く募集しています。
  • 科学館・博物館の学芸員やエデュケーター、新聞・テレビ・雑誌などの報道関係者も歓迎します。
  • 希望者多数の場合は、ご希望に添えない場合があります。
  • 宿泊が必要な方は各自でご手配ください。
募集人数 Aコース:30人程度
Bコース:8人程度
参加費 500円(但し、教材費として)
申込方法 ウェブフォームにて必要情報を入力
※締切:9月30日(水) 追加募集中です。募集終了しました。
  *ご参加いただけることになった方には、ご自宅に招待状を郵送します。
  (申込いただいたみなさまに、結果を郵送させていただきます。)
 

共通要項

主催
後援 茨城県教育委員会、茨城新聞社
協力 オリンパス株式会社
企画
  • iCeMS 科学コミュニケーショングループ(SCG)加納圭・水町衣里
  • 京都大学 CiRA 国際広報室 遠山真理・和田濵裕之
  • 大阪教育大学 科学教育センター 川上雅弘(元CiRA 国際広報室)
  • 茨城大学 教育学部(MERCI)瀧澤利行・石原研治・廣原紀恵・鈴木一史・郡司晴元・大辻永・佐藤隆・古池雄治・青栁直子
本実験教室は、茨城大学推進研究プロジェクト (代表 瀧澤利行)、公益財団法人京都大学教育研究振興財団、再生医療実現拠点ネットワークプログラムの支援のもと開催します。

企画趣旨

 参加者たちの観察眼を養い、“科学的知識が仮説検証の繰り返しで紡がれている”、”科学はただ1つの答えや見方を提供するものではない”といった「科学それ自体についての知識」を参加者たちに習得していただくことが本実験教室の主目的です。
 「科学それ自体についての知識」、つまり科学は固定化された知識ではなく、自然を解き明かすための手段であることを知り、それを活用することは、研究者にとってはもちろん、私達の日常生活の中でも大切な事です。
 今回は研究を疑似体験することが目的ですので、幹細胞等に関する知識は必要ありません(特に幹細胞に詳しい参加者を募集しているわけではありません)。

 

特徴、参考情報など

 

問い合わせ先

茨城大学 教育学部 准教授 石原 研治
classroom07@ml.ibaraki.ac.jp
310-8512 茨城県水戸市文京 2-1-1