NHK Eテレ『考えるカラス』連動ワークショップ「ここから先をみんなで考えてみる」(2015年秋)を開催しました

17th iCeMS Cafe

2015年12月1日

考えるカラスワークショップ

考えるカラスワークショップ

考えるカラスワークショップ

 

2015年11月15日、グランフロント大阪・ナレッジキャピタルにて NHK×滋賀大×京大 NHK Eテレ『考えるカラス』連動ワークショップ「ここから先をみんなで考えてみる」を開催しました。初級編「お盆と風船」、中級編「ゴマ塩のつぶ」の2回を実施し、10歳以上のお子さんとその保護者の10組(1回目 7組13名+2回目 3組6名)にご参加いただきました。

ワークショップの進行は、滋賀大学教育学部3回生の土井祐磨さんが務めました。まずは、NHK Eテレ『考えるカラス』の番組動画を見るところから。初級編「お盆と風船」は、考えるカラス第2回の「考える練習」のコーナーを、中級編「ゴマ塩のつぶ」は、考えるカラス第17回の「考える観察」のコーナーを見ます。それぞれ番組の中で提示された「お盆と風船が一緒に落ちるのはなぜ?」、「ごま塩のごまと塩がきれいに混ざっているのはなぜ?」という謎を解いてみよう、というのが、この日のお題でした。

風船とお盆、そして、木製の玉とビー玉(ごまと塩の代わり)といった身近なものを使って、思いつく限りの実験をしてみます。なぜ?に答えるべく、どの親子も真剣に考えて、実験を繰り返していました。

初級編には、iCeMSの廣理英基さん(とその娘さん)も参加していました。ワークショップの最後には、廣理さんから参加者のみなさんへのメッセージ。「今日は、“科学のやり方”を体験してもらいました。でも、この「こうなんじゃないか?と思ったら、やってみる。やってみて、上手くいったかどうか、また考える」という“科学のやり方”は、研究者だけの技ではありません。お父さんやお母さんがお仕事をする上でも、おうちで家事をする時にも、使える技です。ということは、逆に、日常の生活を送りながら、“科学のやり方”を磨くこともできます。おうちでも、お子さんと一緒に「どうしたらもっと効率よくできるかな、もっと上手にできるかな」と考えてみてください。科学者への道が広がるかも??」

このワークショップシリーズは、定期的に開催しています。次回は、2016年3月開催を予定しています。『考えるカラス』を見てモヤモヤしている人は、ぜひご参加ください。

文:iCeMS科学コミュニケーショングループ