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ラーニングラウンジ

なぜ私たちの科学が重要なのか?

「ラーニングラウンジ」では、毎回2名の若手研究者が自身の研究についてトークを行います。社会背景に関連づけた魅力的なトークにより、なぜ自分の研究が世界にとって重要なのか、専門外の方にもわかりやすく訴えかけます。

第14回(iCeMSキャラバンスペシャルコラボ企画)・2017年8月8日(火)

第10回・2016年11月24日(木)

第9回・2016年9月29日(木)

第8回・2016年7月28日(木)

第7回・2016年4月27日(水)

第6回・2016年3月31日(木)

第5回・2016年2月25日(木)

体の中で働く小さな医者:光で操るナノロボット


中辻 博貴(なかつじ・ひろたか) さん
(iCeMS 村上 達也グループ)

医療の発展とともに薬も大きく進化してきました。薬草から始まり、化学で合成された薬、そして最近では遺伝子を使った新しい薬も開発されています。でもまだまだ進化していないこともあります。例えば、薬を飲んだ後は私たちにできることはなく、薬に任せて休むだけです。でも、もし飲んだ後に遠隔で操作できる薬が作れればもっと効果的に働いて、今までの薬に出来なかったことができるかもしれません。今回は、光を使った新しい薬を目指す研究について紹介します。

研究者からのコメント

私たちのグループでは、太陽電池などに使われるような、光に反応して機能するナノ材料を生物に応用する研究を行っています。私たちの神経細胞には「TRPV1」という、熱・酸・唐辛子に含まれるカプサイシンなどの刺激に反応して痛みや熱さを感知する、「痛み受信機」があります。今回紹介するのは、光を吸収して熱を発する材料を利用し、熱に反応するTRPV1を光で制御する研究です。今回のトークはまだ、人工的に培養した細胞での実験結果に基づくものですが、将来的には、生体において痛みのコントロールなどへの応用が可能になるかもしれません。

百聞は一見に如かずー脳の中のできごと


大本 育実(おおもと・いくみ) さん
(iCeMS 王丹グループ)

何かをひらめいたとき、学んだとき、脳の中ではいったいどのようなことが起きているのでしょうか?わからないときは見て確かめるのが一番。本来見えない細胞内の変化を可視化する技術を開発して、学習時に起きている脳の中のできごとに迫ります。

研究者からのコメント

王丹グループでは、個体の脳内でRNAの活動を可視化して生きたまま観察するシステムを開発し、それを用いて学習や記憶のメカニズムを理解しようとしています。今回私が紹介するイメージング(可視化)技術は、目立たせたいシグナルを明るくするのではなく、周りのノイズを減らすことで目的のシグナルをより見やすくするという、逆転の発想から生まれたものです。まだまだクリアするべき課題は多いですが、今日は何が見えるだろう、とワクワクしながら記憶の謎解きに取り組んでいます。

第4回・2015年11月19日(木)

ヒトのライフサイクルの謎を解読する


小島 洋児(こじま・ようじ)さん
(iCeMS 斎藤 通紀グループ)

人の一生は両親の精子と卵子からできた一個の細胞、受精卵から始まります。この一個から体の全組織が形成されますが、一部は生殖細胞となり、それにより私たちの子供が生まれます。このヒトのライフサイクルはどのようにして維持されるのでしょう。生殖細胞の発生や分化の神秘を、iPS細胞を用いて解読する試みについてお話しします。

研究者からのコメント

斎藤グループではマウスのES細胞から始原生殖細胞を作成する技術を開発してきました。この技術をヒトiPS細胞に応用すれば、これまで固く閉ざされていたブラックボックス「ヒトの生殖細胞の異常による先天性疾患の発生機序」の中をのぞくことができるかもしれません。私は一つでも先天性疾患の分子機序を解明したいと思っています。もしかしたら、予防や治療につながる知見が得られるかもしれません。

第3回・2015年10月21日(水)

DNAはどうやってこどもたちに受けつがれるの?


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佐藤 綾(さとう・あや)さん
(iCeMS Peter Carltonグループ)

体内で精子や卵子が作られるとき、わたしたちのDNAの半分だけが精細胞や卵細胞に組み込まれます。DNA分子はどうやって、こんなにも精密にコントロールされるのでしょう。細胞分裂の中で、DNAがどのように操作されることで、あなたの遺伝情報がこどもたちに渡されていくのかについてお話します。

「見えない世界」を「見える世界」に


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廣理 英基(ひろり・ひでき)さん
(iCeMS 田中耕一郎グループ)

人間の目は明るい太陽の下ではよく見え、色鮮やかな山並みから細かいホコリまでとらえることができますが、夜の暗闇の中で視覚はほとんど役に立ちません。ところが、動物の中にはヘビなどのように、獲物が発する赤外線を感知して暗闇の中で狩りをするものがいます。人類もまた、太陽が見せてくれる世界の外側を見るための研究を重ねてきました。レーザー光装置の発展がもたらす新たな「見える世界」に迫ります。

第2回・2015年8月3日(月)

実現間近?-自然にならえば不治の病の治療法が見えてくる


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Dr Ganesh Pandian Namasivayam
(ジーピー・ナマシヴァヤム)さん
(iCeMS 杉山弘 グループ助教)

ニュースでは日々、科学界での新しい発見が伝えられ、治療不可能だと思われていた病気の治療に一歩近づいたと報じられます。「近づいた」とは言いますが、一体どれくらい近づいたのでしょうか?複雑な病気の安定的な治療法により早くたどりつくために必要な、自然の摂理にならった治療法の開発についてお話しします。

心臓発作ってなんだろう?


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Dr Marcel Hörning
(マルセル・ホールニング) さん
(iCeMS 田中求グループ助教)

知っていますか?心臓病は世界で最も高い死因の一つですが、ほとんどの人が心臓病とは何か、どのように治療されるのかを知りません。心臓発作の時、私たちの心臓に何が起こるのか、AED や埋込型ペースメーカーはどうやって我々の命を救うのかについてお話しします。

第1回・2015年6月29日(月)

チップの上に生きる


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亀井謙一郎(かめい・けんいちろう)さん
(iCeMS Yong Chen グループ准教授)

病気の原因を明らかにしたり薬のはたらきを確かめるために行われる動物実験は、時間もコストもかかり、失敗も多い。だけど、新しい手法も開発されているのです。小さな装置(チップ)の上で生命体の起こす現象を再現することで、動物実験のもつ様々な問題の克服を目指す──それが僕のご紹介する「Body on a Chip」です。

きのう何食べた?──憎まれ役のコレステロール


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永田紅(ながた・こう) さん
(iCeMS 植田和光グループ助教)

皆さんは昨日何を食べましたか?ステーキ、ハンバーガー、唐揚げ、アイス... テレビもお母さんも口をそろえて「コレステロールの高いものばかり食べていてはダメ!」と言うけれど...。実は、コレステロールは私たちの体にとって欠かせない成分で、その濃度は非常に巧妙に調節されているのです。心臓病を予防し健康な暮らしを守ってくれる「善玉コレステロール」(HDL)の重要性に迫ります。