活動報告

2016年10月20日

北京大学の林建華学長一行がiCeMSを訪問

林学長(左)と北川拠点長

 10月19日、北京大学の林建華(リン・ジエンホア)学長一行が、京都大学物質—細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)を訪問しました。北京大学は、研究・教育の両面で国際的にもトップクラスの評価を受ける大学です。

 今回の訪問は、林学長が、世界トップレベルの研究拠点として化学と細胞生物学の最先端融合研究を推進するiCeMSでの研究施設の視察を強く希望したことにより実現しました。

 iCeMS研究棟では王丹特定准教授が案内役をつとめ、林学長は、異なる研究室に所属する研究者が共に研究に取り組み交流するよう研究室間のしきりを取り払ったオープンオフィスや共有ラボラトリーを、興味深々の様子で見学しました。

 また、王准教授は自身の研究分野である神経科学についてプレゼンテーションをしました。研究発表後、林学長は、王准教授に北京大学の同分野の研究者の名前を紹介し、研究者間での交流を勧めました。

 林学長は、「iCeMSは最先端学際融合の研究所の良い成功例である。北京大学においても融合研究を推進すべく、人材獲得と研究環境の整備が喫緊の課題となっている。今回のiCeMS視察で多くを学ぶことができた」とコメントしました。

パンフレットを手に、iCeMSの組織運営について説明する北川拠点長(左)
中国語で研究発表を行う王准教授(右)
王准教授に助言をする林学長(中央)
化学分野の共有実験室を案内する古川修平准教授(右)
(左から)北川拠点長、林学長、古川准教授、王准教授、Arnau Carne研究員

王丹特定准教授