研究分野とテーマ

人工光合成,有機太陽電池

私の研究「ここがイイ!」

光誘起電子移動は物理、化学、生物学で最も基本的な過程の一つです。たとえば、光合成の反応中心タンパク質では光誘起電子移動により長寿命の電荷分離状態がほぼ100%の効率で生成し、光・物質変換を担っています。一方、有機太陽電池では光誘起電子移動によって電子・ホール対がドナー・アクセプター界面で形成され、光・電気エネルギー変換を達成しています。我々はこの原理解明を通じて、高効率な人工光合成や有機太陽電池の実現を目指しています。

研究者Q & A

出身地

京都府,京都市

研究者を志したきっかけは?

京都大学に近い下鴨で生まれ育ちました。周囲が知的な環境であったために自然と研究者の道を歩むことになりました。

好きな実験,理論,装置,試薬,器具について,理由も一緒に教えてください。

ノーベル化学賞を1992年に受賞したルドルフ・マーカスの電子移動理論です。私の専門としている電子移動反応で、たとえばこの理論は逆転領域で起こる遅い電子移動を見事に説明してくれます。

趣味はなんですか?

かつてジャズやクラシックをよく聞きましたが、最近は忙しくて聞く時間がないです。マイルス・デービスの「カインド・オブ・ブルー」がたとえば好きですが、理由は特にないです。

米国アトランタのコカコーラ博物館を訪問し、世界各国のコカコーラを飲んでいる様子
有機太陽電池に使われているクロロフィルに類似した合成色素と有機太陽電池が作動している様子

メンバー

今堀 博  連携 PI

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