NCBS-inStemサテライト開所式及び合同シンポジウムを開催

2010年12月28日
京都大学物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)は17日、タタ基礎科学研究所インド国立生命科学研究センター(NCBS)及び
インド幹細胞・再生医学研究所(inStem)のサテライト(連携機関等、遠隔地における研究拠点)開所式をiCeMS本館で執り行いました。NCBS・inStemともに、海外でのサテライト設置は初めてです。
iCeMSとNCBS・inStemの研究者らは、長年にわたり協力関係を構築してきました。2010年4月には学術交流協定を締結し、組織間での連携がさらに強まりました。同年8月には中辻憲夫iCeMS拠点長らがインド・バンガロールを訪問し、第1回目の合同シンポジウムを開催しました。
今回、関係者らは京都大学を訪れ、サテライトとして使用予定のオフィスや共用実験スペース、NCBS・inStem用の情報発信スペース兼会議室などを視察しました。その後、サテライト開所式と第2回目となる合同シンポジウムが続けて開催され、以下の参列者を含む約50名の参加がありました(順不同)。
- ヴィジェイラガヴァンNCBS所長、inStem所長
- サティアジット・マヨールNCBS教授
- サヴィタ・アイヤーNCBS研究開発室長
- タダティル・パンカジャークシャン 在日本インド大使館 参事官(科学・技術)
- ガウタム・レイ 京都大学 経営管理大学院 特定教授、元インド財務省 審議官
- 黒木登志夫 日本学術振興会(JSPS)学術システム研究センター副所長、
世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)プログラムディレクター - 吉川潔 京都大学 理事・副学長(研究担当)
- 森純一 京都大学 副理事・国際交流推進機構長
また、中辻拠点長と楠見明弘iCeMS教授をNCBS・inStem客員教授として迎えるため、ヴィジェイラガヴァン所長より辞令が交付されました。
2011年には、NCBSにおけるiCeMSのサテライト設置や、研究者の相互派遣の開始などが予定されています。
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サテライトの情報発信スペース兼会議室で打合せをする NCBS・inStemとiCeMSの関係者ら |
サテライトのオフィス・共用実験スペースを収容予定の、 iCeMSコンプレックス2研究棟3号館(2010年11月竣工) を視察する関係者ら |
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研究棟3号館入口にて |
中辻教授(右)にNCBS・inStem客員教授としての 辞令を交付するヴィジェイラガヴァン教授 |
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参列した関係者ら:(左から)パンカジャークシャン参事官、レイ特定教授、黒木副所長、 ヴィジェイラガヴァン教授、中辻教授、吉川理事、マヨール教授、アイヤー室長、森副理事、 鈴木健一iCeMS特任講師、楠見教授、富田眞治iCeMS事務部門長 |
<テレビ報道> <新聞・Web報道>
- 読売新聞(2010年12月18日 33面)
- 産経新聞(2009年12月15日 25面)