活動報告

2016年10月18日

Wiley-VCH社新創刊の「ChemNanoMat」クレア・コブリー編集長がiCeMSを訪問

北川iCeMS拠点長(左)とコブリー編集長

 10月17日、「Angewandte Chemie」や「Advanced Materials」といった、化学、材料科学分野の一流誌を出版しているWiley-VCH社が新しく創刊した科学誌「ChemNanoMat」のクレア・コブリー(Claire Cobley)編集長が、京都大学物質―細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)を訪問しました。この雑誌は、北川進iCeMS拠点長が編集委員長を務めています。

 今回の訪問は、コブリー編集長が、材料科学の分野で際立った功績を上げている京都大学と、北川進教授が拠点長を務める世界トップレベルの研究拠点であるiCeMSで、新しい雑誌に関する情報提供と研究者との交流を強く希望されたことにより実現しました。

 交流会では、コブリー編集長が新雑誌に関する講演を行いました。続くディスカッション・セッションでは、採択されやすい論文の書き方や、編集者は投稿論文のどういった点に注目しているのかなど、編集長ならではの視点からコメントがあり、研究者との活発な意見交換の後、交流会は盛会のうちに終了しました。

 Cobley編集長からは、今回の訪問について「iCeMS研究者と建設的な交流の機会を持つことができた。今後、彼らから多くの素晴らしい論文投稿があることを期待している」とのコメントがありました。

コブリー編集長を紹介する古川修平准教授
新雑誌について概要説明を行うコブリー編集長
ディスカッション・セッションでは研究者たちから多くの質問が寄せられた
iCeMS研究者と交流するコブリー編集長