研究

2017年2月15日

数理的フレームワークにより微小電線の形成過程を再現:ナノエレクトロニクスへの応用に期待

金属表面に自発的に形成される鎖構造を再現したグラフィック。 これらの鎖構造は毛髪直径の10万分の1程度の太さで、将来的には 極小の電線として電子デバイスなどに用いられることが期待される。

 iCeMSのダニエル・パックウッド講師らの研究グループは、入力データから物理的現象を予測する新しい数理的フレームワークを構築することにより、「グラフェンナノリボン」という毛髪直径の100,000分の1ほどの微小な電線の形成過程を明らかにしました。機械学習と数理モデルを組み合わせた方法で、グラフェンナノリボンの形成過程に生じる分子配列の予測が可能になり、極微小エレクトロニクスへの道を拓くことが期待されます。

 本研究成果は、2017年2月14日午後7時に英国のオンライン科学誌「Nature Communications」で公開されました。

 詳細は以下のページでご覧いただけます。

京都大学ウェブサイト | 数理的フレームワークにより微小電線の形成過程を再現:ナノエレクトロニクスへの応用に期待

研究内容を説明するパックウッド講師