活動報告

2024年11月20日

第13回WPIサイエンスシンポジウムが開催されました

ポスター発表を行う大野特定講師

 11月16日、京都大学百周年時計台記念館にて、第13回WPIサイエンスシンポジウム「サイエンスを通じて広がる世界」が開催されました。今回のシンポジウムは京都大学ヒト生物学高等研究拠点(WPI-ASHBi)​の主催で開催されました。

 午前中は、1階の百周年記念ホールにて講演が行われました。講演では、慶應義塾大学ヒト生物学-微生物叢-量子計算研究センター(WPI-Bio2Q)の笹部潤平専任講師、大阪大学ヒューマン・メタバース疾患研究拠点(WPI-PRIMe)の森秀人特任准教授、そして ASHBiの小口綾貴子特任研究員が、それぞれの研究について紹介しました。

 午後には、2階の国際交流ホールでポスター発表が開催されました。高校生によるポスターは28件、研究者によるポスターは18件発表され、それぞれの研究内容に関する活発な議論が繰り広げられました。アイセムスからは、大野雅恵特定講師が参加し、自身が行う細胞内DNAの折りたたまれ方を細部まで明らかにする研究について、高校生にもわかりやすく説明しました。

 また、全国のWPI研究拠点によるブース出展があり、アイセムスのブースでは、アイセムスコミュニケーションデザインユニットの遠山真理特定准教授と髙宮泉水特定助教が拠点の研究や研究環境について説明を行いました。ブースには多くの高校生や保護者、教育関係者が訪れ、熱心に耳を傾けました。

 1日の最後には、高校生のポスター発表の中から、投票によって優秀な発表3件が選ばれ、ASHBiの斎藤通紀拠点長より賞が授与されました。

 今回のシンポジウムは、高校生と研究者が直接対話しながら科学の魅力を共有する珍しい機会となり、盛会のうちに終了しました。

ブースで説明を行う遠山准教授
ポスター発表の様子

関連リンク

第13回WPIサイエンスシンポジウム「サイエンスを通じて広がる世界」