北川進iCeMS拠点長がエマニュエル・メルクレクチャーシップ賞を受賞しました
iCeMSの北川進拠点長は、多孔性配位高分子(PCP)の分野における研究功績が称えられ、今年のエマニュエル・メルク レクチャーシップ賞(Emanuel Merck Lectureship 2019)を受賞しました。
同賞は、1992年にドイツの化学品・医薬品メーカーであるメルク(Merck KGaA)とダルムシュタット工科大学が共同で設立した賞で、化学や薬学において顕著な貢献が認められる研究者に贈られてきました。これまでに、ノーベル化学賞受賞者のマンフレート・アイゲン氏、 ジャン=マリー・レーン氏、フランシス・アーノルド氏など、16名の世界的に著名な研究者に授与されています。
北川拠点長は、無数に空いたナノサイズの穴にガス分子を吸着、貯蔵、分離できる革新的な多孔性材料の開発に貢献したことを称えられ、今回の受賞に至りました。
授賞式は5月13日にダルムシュタット工科大学で行われ、北川拠点長は「Welcome to Small Spaces - Chemistry and Application of Porous Coordination Polymers /Metal-Organic Frameworks(ようこそ小さな空間へ —多孔性配位高分子の化学とその応用)」というタイトルで講演を行いました。