iCeMS インターンシッププログラムの学生が成果発表を行いました
7月25日、今年のiCeMSインターンシッププログラムに参加した学生らが、1ヶ月間のアイセムスでの研究活動の締めくくりとして、最終プレゼンテーションを行いました。発表会は、研究支援部門長である植田和光教授の挨拶で始まり、この夏、アイセムスの5つの研究室でそれぞれに活動を行った学生たちが紹介されました。
続いて、インターンシップ生らの発表がありました。フィリピン大学のCid Hernandez さん(ナマシヴァヤムグループ 配属)は、リポソームを用いたPIPのドラッグデリバリーや活性酸素に関する研究について、UCLAの Aoi Tomoedaさん(上杉グループ 配属)は、がん治療のための低分子合成について発表しました。インペリアル・カレッジ・ロンドンの Ivan Li さん(鈴木グループ 配属)は、タンパク質のスクランブリング活性にについて発表し、オックスフォード大学のWeijia Gao さん(玉野井グループ 配属)は、新しいがん治療ドラックデリバリーシステムを紹介しました。インド理科大学院の Divija Nanavati さん(見学グループ 配属)は、樹状突起の刈り込みメカニズムについて発表しました。
発表会には、研究室の指導教員、およびインターンシップ期間中に学生たちを支援してくれた他の研究者を含むアイセムスのメンバーが出席しました。指導教員らからは学生たちの研究室での熱心な取り組みの様子について紹介があり、参加者らは短期間で学生たちが行った研究の質の高さに感銘を受けました。
発表後、Nanavati さんは、「緊張と楽しさを一度に体験した」と今回の発表会について感想を述べ、「自国に戻った際にはこのインターンシッププログラムを他の人にも勧めたい」と語りました。