【開催案内】高校生向け実験教室「iCeMS/CiRAクラスルーム2012:幹細胞研究やってみよう!まずは観察から」

2012年9月28日
京都大学 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)及び京都大学iPS細胞研究所(CiRA=サイラ)は11月18日(日)、iCeMSで、高校生向け実験教室「iCeMS/CiRA クラスルーム2012:幹細胞研究やってみよう!まずは観察から」を、共同開催します。
本実験教室は、iCeMS やCiRA で日々研究に取り組んでいる若手研究者が講師となり、科学の知識(教科書に載っているような知識)のみならず、科学の営み(研究者が行っている研究過程など)を高校生に伝えることを目的とした実験実習プログラムです。2009 年に第1回を開催し、今年で4回目となります(2回目の様子、3回目の様子)。
全部で3時間のプログラムの中で、生徒たちはボードゲームを用いて「発生」「分化」「細胞」の学習をし、その後、顕微鏡を使ってヒトiPS細胞など4種の細胞をじっくりと「観察」します。プログラムの最後には、生徒たちにある課題が与えられ、その課題をどのようにしたら検証することができるのかを考えてもらいます。
本プログラムを通じて、生徒たちは、研究のイロハのイである「様々な角度から観察する。そして、観察に基づいていろいろ考える」ということを体験することができます。
日時 | 2012年11月18日(日)午前の部9:00~12:00、午後の部14:00〜17:00 *午前、午後ともに、同じ内容のプログラムを実施します。 |
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場所 | 京都大学iCeMS本館2F展示室 |
講師 | ![]() ![]() |
対象 | 高校生
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募集人数 | 午前の部、午後の部ともに40人ずつ |
参加費 | 600円(但し、教材費として) |
申込方法 | 申込フォームにて必要情報を入力 ※締切:11月4日(日) |
主催 |
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協力 | オリンパス株式会社 |
企画 |
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本実験教室は、内閣府最先端研究開発支援プログラム(FIRSTプログラム)、公益財団法人京都大学教育研究振興財団の支援のもと開催します。 |
企画趣旨
生徒たちの観察眼を養い、"科学的知識が仮説検証の繰り返しで紡がれている"、"科学はただ1つの答えや見方を提供するものではない"といった「科学それ自体についての知識」を生徒たちに習得させることが本実験教室の主目的です。
「科学それ自体についての知識」、つまり科学は固定化された知識ではなく、自然を解き明かすための手段であることを知り、それを活用することは、研究者にとってはもちろん、私達の日常生活の中でも大切な事です。
今回は研究を疑似体験することが目的ですので、幹細胞等に関する知識は必要ありません(特に幹細胞に詳しい生徒を募集しているわけではありません)。
当日のスケジュール(予定)※午前の部、午後の部とも同じプログラム
【午前の部】
09:00 ~ 10:00 【学習】ボードゲームを用いて「発生」「分化」「細胞」について学ぶ
10:00 ~ 11:00 【実習1】ヒトiPS細胞など4種の細胞を観察する
11:00 ~ 12:00 【実習2】答えの出ていない最先端の研究課題に挑戦する
12:00 ~ 修了証書 授与式
【午後の部】
14:00 ~ 15:00 【学習】ボードゲームを用いて「発生」「分化」「細胞」について学ぶ
15:00 ~ 16:00 【実習1】ヒトiPS細胞など4種の細胞を観察する
16:00 ~ 17:00 【実習2】答えの出ていない最先端の研究課題に挑戦する
17:00 ~ 修了証書 授与式
特徴、参考情報など
- ヒトiPS細胞を実際に扱う事ができる、極めて稀な実験教室です。
- 若手の幹細胞研究者や高校教員のサポートを得ながら、参加高校生は観察の仕方を学び、研究の一端に触れることができます。
- プログラムの最後に、参加者には 中辻憲夫 iCeMS 拠点長および 山中伸弥 CiRA 所長名の修了証書が授与されます。
問い合わせ先
- <実験教室について>
京都大学iCeMS科学コミュニケーショングループ(担当:加納圭特任講師、水町衣里特定研究員)
075-753-9784 | kato-g@icems.kyoto-u.ac.jp - <iCeMSについて>
京都大学iCeMS国際広報セクション(担当:飯島由多加、相山朋加)
075-753-9755 | pr@icems.kyoto-u.ac.jp - <CiRAについて>
京都大学CiRA国際広報室(担当:遠山真理)
075-366-7005 | cira-pr@cira.kyoto-u.ac.jp