【開催案内】高校生向け実験教室「iCeMS/CiRAクラスルーム2011:ザ・リアル研究!まずは観察から」

2011年9月20日

応募者多数のため、6日(日)の定員数を30名から60名に拡大しました。

 京都大学 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)及び京都大学iPS細胞研究所(CiRA=サイラ)は11月5日(土)と6日(日)、iCeMS及びCiRAで、高校生向け実験教室「iCeMS/CiRAクラスルーム2011:ザ・リアル研究!まずは観察から」を、共同開催します。

 本実験教室は、iCeMSやCiRAで日々研究に取り組んでいる若手研究者が講師となり、科学の知識(教科書に載っているような知識)のみならず、科学の営み(研究者が行っている研究過程など)を高校生に伝えることを目的とした実験実習プログラムです。2009年に第1回を開催し、今年で3回目となります。(第2回の様子はこちら

 午前のプログラムでは、生徒たちはある科学現象をじっくりと「観察」し、観察結果を「言葉」や「音」で説明します。このプロセスを通じて、生徒たちはある科学現象を様々な角度から観察する術を学びます。

 午後のプログラムでは、午前のプログラムで養った観察眼を持って、iPS細胞やiPS細胞からつくられた肝臓の細胞を観察します。ある課題が与えられ、生徒たちはその課題に対して「仮説設定→観察→発表」を行います。

 1日を通して、生徒たちが研究のイロハのイである「観察」を徹底的に体験することができます。

日時 2011年11月5日(土)9:00~17:30
2011年11月6日(日) 9:00~17:30
場所 京都大学iCeMS本館2F展示室
京都大学CiRA 1F講堂
講師 馬籠信之 京都大学iCeMS助教(コンスタンティン・アグラゼ グループ)
菱田真史 京都大学iCeMS研究員(田中耕一郎 グループ)
小高真希 京都大学CiRA研究員(長船健二 研究室)
安田勝太郎 京都大学大学院 医学研究科 博士過程(長船健二 研究室)
北野諒 京都造形芸術大学 研究員
中山陽介 京都造形芸術大学 学部生
対象 高校生
  • 全国から広く募集しています。
  • 申し込みにあたっては、保護者の了解を必ず得てください。
  • 希望者多数の場合は、ご希望に添えない場合があります。
  • 宿泊が必要な方は各自でご手配ください。
募集人数 各日30人ずつ
※応募者多数のため、6日(日)の定員数を30名から60名に拡大しました。
参加費 1,000円(但し、昼食代、教材費として)
申込方法 申込フォームにて必要情報を入力
※締切:10月23日(日)
主催 京都大学物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)
京都大学iPS細胞研究所(CiRA=サイラ)
協力 京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センター
京都造形芸術大学芸術表現アート・プロデュース学科
オリンパス株式会社
後援(予定) 京都府教育委員会、京都市教育委員会、大阪府教育委員会、大阪市教育委員会、
兵庫県教育委員会、滋賀県教育委員会

企画趣旨

 生徒たちの観察眼を養い、"科学的知識が仮説検証の繰り返しで紡がれている"、"科学はただ1つの答えや見方を提供するものではない" といった「科学それ自体についての知識」を生徒たちに習得させることが本実験教室の主目的です。

 「科学それ自体についての知識」、つまりどのような論理で科学の知見が積み上げられてきたかを知ることは、研究者にとってはもちろん、日常生活の中でも大切な事です。

 今回は研究を疑似体験することが目的ですので、幹細胞等に関する知識は必要ありません(特に幹細胞に詳しい生徒を募集しているわけではありません)。

 

当日のスケジュール(予定)※両日とも同じプログラム

【午前の部:会場はiCeMS本館】
09:00 ~ 10:00 【実習】ある科学現象を言葉で説明する
10:00 ~ 11:00 【実習】ある科学現象を「音」を使って表現する
11:00 ~ 12:00 【レクチャー】ある科学現象と実生活とのつながりについて研究者からの解説
12:00 ~ 13:30 昼食

【午後の部:会場はCiRA】
13:30 ~ 13:50 【レクチャー】「iPS細胞って?研究者の一日って?」
13:50 ~ 14:10 【実習】仮説設定とその発表
14:10 ~ 15:10 【実習】ヒトの線維芽細胞、iPS細胞、iPS細胞由来の肝細胞の観察、比較
15:10 ~ 15:30 【実習】観察結果の発表
15:30 ~ 15:40 【実習】観察結果をもとに再度仮説設定
15:40 ~ 16:30 【実習】観察、結果の発表
16:30 ~ 17:30 修了証書 授与式

 

特徴、参考情報など

 

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