Analysis Center 解析センター

解析センター

解析センター

アイセムスでは、先端研究機器の効率的な共有を進めています。これにより、高価な機器を研究室ごとに購入する必要はなくなり、若手の研究者が高精度な解析ができる機器に気軽にアクセスできるようになります。専門スタッフが共通の機器や設備を管理し、基本的な使用ルールを定めるところから担う「iCeMS解析センター」は、原子・分子の特性解析装置を揃えた「マテリアルズ解析ユニット」、生体分子・細胞の観察・解析装置を揃えた「バイオ解析ユニット」、分野に限らず異分野融合研究を行う研究者を総合的に支援する「共通設備支援ユニット」の3ユニットで構成されています。

今後も大学のコアファシリティーのモデルとなるべく、これからも研究者の卵から新規分野に参入する専門家まで、世界中からの参加を受け入れ教育と訓練に力をいれていきます。

バイオ解析ユニット

顕微鏡

多光子励起ユニットや超解像ユニット搭載の共焦点顕微鏡など生細胞の長時間観察が可能な機器により、細胞の微細構造から多細胞にわたる動的拳動の観察と解析を支援します。

分子・細胞解析

細胞を流体に分散させて光学的に分析したり、選択的に回収したりできる、フローサイトメーターやセルソーター、DNAの塩基配列を決定することができるDNAシーケンサーがなどがあり、細胞のより多くの性質を解析、分析することが必要な研究に寄与します。

マテリアルズ解析ユニット

分析

ナノスケールでの形態や状態の分析、物質の構造解析や精密定量測定等の物理的性質の解明に必要な測定と解析を支援します。

評価

反応系に含まれる物質の定量や有機分子の部分的構造解析、多孔性材料の吸着測定など化学的な反応特性の解明に必要な測定と解析を支援します。

作製

電子顕微鏡などのサンプル作製、またドラフトを使用した有害物質の取り扱いも可能です。

共通設備支援ユニット

管理

iCeMS 内にある共通機器や実験室から、機器予約システムや機器利用料金、外部資金を含む予算など、研究にかかわる様々な管理をしています。

支援

適切な実験機器の紹介や iCeMS 内外に異動する研究室の機器に関するコンサルテーション、動物実験施設の事務手続き等、分野に限らず果敢に異分野融合研究を行う研究者を総合的に支援します。

講習

新しい共通機器利用方法や仕組みの設計、安全に機器や実験室を利用する為の講習を開催して、安全な実験環境の構築・維持に務めています。

解析センターへのお問い合わせ

Eメール:info_ac [at] icems.kyoto-u.ac.jp / 電話:075-753-9863

関連リンク

・WPI Forum インタビュー

『学際的研究の要「共用実験機器」の可能性 』