【ノーベルウィーク】北川進特別教授がストックホルム日本人補習校を訪問しました
12月6日、ノーベル賞受賞が決まり授賞式のためにストックホルムを訪れているアイセムスの北川特別教授が、ストックホルム日本人補習校を訪問し、講演を行いました。
北川教授は、小学生と中学生を合わせて約150名の児童・生徒から大きな拍手で迎えられました。講演では、子どもたちにわかりやすいよう言葉を選びながら、笑顔で語りかける姿が印象的でした。
講演の前半では、小学校時代の「天気をコントロールしたい」という関心を出発点に、中学・高校での出会いやクラブ活動、大学での学び、さらには複数の大学での研究経験が、現在の研究者としての自身を形づくってきた過程について紹介しました。後半では、専門分野である多孔性金属錯体(MOF)について、その特徴や作製方法、ガスの貯蔵・分離といった機能を解説しました。さらに、地球規模の課題解決に向けた未来の科学のあり方にも触れ、誰もやらないことに挑戦する「パイオニア」精神の重要性や、失敗を恐れず好きなことを追究することの大切さを伝えました。
講演終了後、子どもたちは「難しいところもあった」としながらも、「誰もやっていないことや、自分が好きなことに一生懸命取り組むことが大事だと感じた」と、北川教授のメッセージを受け止めていました。







