研究

2016年8月26日

ヒト、サル、マウスにおける多能性「発生座標」の解明 -ヒトES/iPS細胞の実態を特定-

 斎藤通紀教授らは、カニクイザル初期胚を用いた単一細胞遺伝子発現解析法により、霊長類初期胚における包括的な分子動態を明らかにしました。それらをマウス、ヒトと比較し、ヒトES/iPS細胞の多能性状態がマウスにおけるナイーブ型(三胚葉系統と生殖細胞への分化能を持つ)とプライム型(生殖細胞への分化能が低い)多能性の中間状態にあることを明らかにしました。

 本研究成果は、2016年8月25日午前2時に英国科学誌「Nature」のオンライン速報版で公開されました。

 詳細は以下のページでご覧いただけます。

京都大学ウェブサイト:ヒト、サル、マウスにおける多能性「発生座標」の解明 -ヒトES/iPS細胞の実態を特定-