活動報告

2020年2月6日

【開催報告】ナレッジキャピタル超学校「インクを使わず亀裂で印刷!」

 2020年2月1日に、「ナレッジキャピタル超学校 関西WPIシリーズ第2回「インクを使わず亀裂で印刷!」がグランフロント大阪のCAFE Lab.にて開催され、アイセムスの伊藤真陽特定助教が講演しました。

 20名の参加者は、コーヒーや紅茶などの飲み物を片手にリラックスした雰囲気の中、伊藤特定助教による講演に耳を傾けました。伊藤特定助教は、光そのものの特性、光を感知する人間の特性についての基礎知識を質問を交えながら紹介した上で、今回、新たに開発した印刷技術について詳細に解説しました。構造色を発する特殊な層状構造をポリマーフィルムの中に光を利用して生じさせることについて紹介したのち、アンドリュー・ギボンズ研究員も加わり、実際に研究室で用いる装置を使った実演も行われました。

 参加者の方からは、「こんな簡単そうにみえる装置で、印刷できるとは想像していませんでした。」「ポリマーに層状構造がつくれることを、現象としてみていた研究者は多くいるはずなのに、その重要性に気づく人がいままでいなかったことに驚いた」などと感想をよせていただきました。

関連リンク

ナレッジキャピタル 超学校 関西WPIシリーズ

構造色の印刷について解説する伊藤特定助教
熱心に聞き入る参加者