北川進 特別教授の文化勲章の受章が決定しました

　京都大学アイセムスの北川進 特別教授が令和7年度の文化功労者に選ばれ、文化勲章を受章することが発表されました。文化勲章は科学技術や芸術など文化の発展に関して特に顕著な功績のある方に授与されます。北川特別教授は、世界で初めて、ガスを出し入れ可能な多孔性金属錯体（MOF：Metal Organic Framework）を開発し、今年のノーベル化学賞の受賞が決定しています。


北川進 特別教授のコメント
　身に余るほどの大きな栄誉をいただくことになり、非常に感激しております。

　30年以上にわたり取り組んできた「新しい材料づくり」の道のりは、決して平坦なものではなく、多くの困難もありました。しかし、「興味を持って挑戦する」という姿勢を貫いてきたことが、このような大変光栄な結果につながったのだと感じております。

　私の研究活動を理解し支えてくれた家族、共に研究を進めてきた同僚・学生・国内外の共同研究者、そして研究の機会を与え続けてくださった京都大学に、心より感謝申し上げます。今後も、これまでの経験と情熱を礎として、研究分野の更なる発展と若手研究者の支援に努めてまいります。