活動報告

2024年2月14日

Kyoto-Vienna Joint Workshop 2024を開催しました

ワークショップの講演者と参加者

 2月7日、アイセムスは機能性錯体に関する京都大学-ウィーン大学合同ワークショップ 2024を開催しました。
 田部博康特定講師(アイセムス堀毛グループ)がオーガナイザーを代表し、1993 年の両大学間MOU 締結、2019年の戦略的パートナーシップ締結、多様な研究を支援するためのKU-UNIVIE ジョイントグラントプログラムについて紹介しました。また、ワークショップが本グラントプログラムにより開催されたと述べ、感謝の意を表しました。またウィーン大学を代表して、Michael Reithofer博士はワークショップ開催に対する感謝の意と、今後の共同研究への期待を述べました。

 ワークショップは、配位化合物の細胞生物学への応用、有機-金属構造体および配位高分子(CP/MOF)の環境問題解決のための応用、CP/MOFの構造および組織化の3つのセッションからなり、両大学および台湾から7人が講演しました。助成金プログラムで来日したウィーン大学のJia Min Chin博士は最後に講演を行い、電場を用いてCP/MOFの配向を制御してマクロ構造を構築する研究に多くの質問が出ました。

 古川修平教授(アイセムス)は最後に、暖かい雰囲気の中ワークショップを開催できたこと、この機会を利用して新しい人脈を築き共同研究プロジェクトを立ち上げるよう挨拶しました。

田部博康特定講師による開会挨拶
Jia Min Chin博士の講演