2024年5月1日

iCeMS-IPE Joint Symposium on Material and Environmental Science が開催されました

 4月24日、アイセムスと中国科学院プロセス工程研究所(IPE)の共催により、シンポジウム「iCeMS-IPE Joint Symposium on Material and Environmental Science」が、アイセムス本館で行われました。当シンポジウムは、iCeMSとIPEにおける研究者が一堂に会し、材料化学や環境化学の最新の研究成果や技術開発について議論する場として開催されました。IPEからの訪問者の一人である、Ming-Shui Yao教授はiCeMSにおいてポスドク研究員(北川グループ)として4年間(2018-2022)研究をおこなった研究者であり、大竹研一特定拠点准教授(北川グループ)らとともに、本シンポジウムの立案・企画を行いました。

 開会にあたって、北川進特別教授が挨拶し、多孔性材料の進化と環境やエネルギー問題への応用可能性について話しました。続く1つ目のセッションでは、IPE 材料環境工学研究科長の Ning Han 教授、アイセムスの坂本裕俊特任講師、京都大学理学研究科の門田健太郎助教の3名が、研究発表を行いました。また、セッションの最後にはフラッシュトークセッションが設けられ、IPEから3名の研究者がそれぞれ5分のプレゼンテーションを行いました。

 続く2つ目のセッションでは、IPE メゾ科学・工学国家重点実験室室長補佐のXuetong Yang准教授、アイセムスの Emily Meekel研究員とQiuyi Huang研究員、IPE メゾ科学・工学国家重点実験室副室長のMing-Shui Yao教授の4名が研究発表を行いました。続いて2回目のフラッシュトークセッションがあり、1回目と同様に3名の研究者が発表を行いました。

 最後に、IPE 学位委員会委員長のYunfa Chen教授が挨拶し、日本との国際協力の重要性と、科学研究を通じて社会的な利益を追求することの必要性を訴え、持続可能な未来を目指す共同の努力を呼びかけました。終了後には、懇親会が開かれ、参加者等は今後のコラボレーションについて議論し双方のネットワークをより強固なものにしました。

開会の挨拶をする北川教授
会場の様子
コーヒーブレイクで熱心にディスカッションする参加者ら
閉会の挨拶を述べるChen教授