栄誉

2022年3月24日

藤田大士准教授が稲盛科学研究機構「InaRIS」のフェローに選ばれました

 3月18日、公益財団法人稲盛財団から2022年度稲盛科学研究機構(InaRIS:Inamori Research Institute for Science)のフェローが発表され、56名の応募者の中から、アイセムスの藤田大士准教授と東北大学の深見俊輔教授の2名が選ばれました。

 InaRIS は、応用偏重の研究予算のあり方に一石を投じ、基礎研究を長期に亘って力強く支援することで基礎科学の社会的意義が尊重される文化の醸成に貢献したい』という考えのもと、2019 年に設立されたプログラムです。

 今回、藤田准教授は、自らが開発した巨大カプセル型分子をケージとして用いてタンパク質分子を保護し、その機能の応用を提案するなど、分子を抱接した状態でのケージの柔軟性に着目した斬新な発想が評価されました。同プログラムで支援される10年の研究期間の中で、「物質・材料」研究の最前線を切り拓くことを期待されています。

 今回選ばれたフェローにはそれぞれ、2031 年度までの 10 年間、研究費として毎年 1,000 万円(総額 1 億円)が助成されます。また、1,000 万円の直接経費とは別に 100 万円を上限とした間接経費が研究機関に支払われます。

稲盛科学研究機構「InaRIS」の2022年度フェローが決まりました!