Diversity and Inclusion 多様性への取り組み

全ての人が尊重されるために

アイセムスでは、多様なメンバーの一人ひとりが尊重されるインクルーシブな環境づくりを目指しています。インクルーシブであるとは、異なる背景を持つ個人やグループが、その違いにかかわらず受け入れられ、歓迎され、尊重されることを意味します。国籍、年齢、人種、民族、宗教、性別、障がいの有無、雇用形態、教育背景、経済的背景、家庭状況など、さまざまな点で異なる人々がそれぞれの違いを認め合いながら活躍できる環境づくりを行っています。

私たちは、いかなる形のヘイト、差別、ハラスメントも容認せず、無意識の偏見を取り除くために積極的に取り組んでいます。違いを認め合い、敬意をもって接し、協力しあい、建設的な議論を行うことが、互いの成長につながり、科学の推進力になります。これからも、全てのメンバーが自分らしく力を発揮できる環境を整えることで、より良い未来を共に築いていけるよう、努力を続けていきます。

アイセムスでの取り組み

アイセムスでは、インクルーシブな環境づくりの推進として以下のような取り組みを行っています。

D&I 委員会の設置

  • 多様性とインクルーシブな環境づくりを促進し、全てのメンバーが働きやすい環境の構築を主導する、専門の委員会を設置しています。

相談窓口「D&Iデスク」の設置

  • iCeMSコミュニティ内での人間関係などに関する悩みや不安があった時に気軽に相談できる、専用の窓口があります。

研究集会における多様性の推進

  • アイセムスが主催・共催するシンポジウム(研究集会)では、講演者の少なくとも20%を外国人に、30%を女性研究者にすることを条件にしています。
  • 講演者に小さな子どもがいる場合には、託児室を設置します。

人事選考プロセスでの偏見の排除

  • PI(主任研究者)の公募において、多様性、平等性、インクルーシブな環境づくりの推進に対する抱負を記述するエッセイの提出が義務付けられています。
  • 選考プロセスにおける無意識の偏見を排除するため、選考関係者は、動画を視聴し、一つ一つのステップに偏見が介在していないかをチェックリストで確認することが義務付けられています。

多様なニーズに合わせた設備の設置

  • ベビーケアスペース:授乳や搾乳、おむつ交換などで使用できるスペースを設置しています。
  • 多目的トイレ:身体的なサポートが必要な方々を含め、さまざまなニーズに応じられる多目的トイレを本館および研究棟に設置しています。おむつ交換も行えます。

インターナルコミュニケーションの活性化

  • メンバー向けニュースレターの発行や拠点内ポータルサイトでの情報発信により、誰もが情報の輪の中にいる環境を目指しています。
  • ティータイムなどのカジュアルな集まりから、家族の参加が可能な交流イベントまで、コミュニケーションを促進する様々な機会を提供しています。

外国人研究者のサポート

  • 高等研究院の外国人研究者支援室の協力を得て、日本に移住してくる外国人研究者やその家族がスムーズに生活を始めていけるよう、在留資格取得のための支援、大学内の手続きから、住まい探しや銀行口座開設、住民登録のサポートなどを行います。
  • 状況に応じて、英語の通じる病院の紹介や、子どもの保育・学校に関する情報提供や手続き 、携帯電話・クレジットカードの情報提供や手続き、出産にともなう行政上の手続きなど、様々な相談に対応しています。

その他利用可能な設備等

上記の他に、京都大学が提供する以下のような設備やサポートが利用可能です。