活動報告

2017年11月29日

「iCeMS-Taiwan Symposium on Porous Materials for Energy and the Environment」を開催しました

参加者集合写真

 10月19日、iCeMSは台湾の国立清華大学と「iCeMS-Taiwan Symposium on Porous Materials for Energy and the Environment(iCeMS-台湾 エネルギーと環境のための多孔性材料シンポジウム)」を共催しました。このシンポジウムは、環境エネルギー分野における多孔性材料や膜材料に関する最新の研究成果について情報交換をするとともに、台湾の大学および研究機関との協力体制の構築を図ることを目的に、国立清華大学にて開催され、約60名が参加しました。

 シンポジウムでは、国立清華大学工学研究科のChe-Wun Hong教授およびiCeMSの北川進拠点長の開会挨拶の後、iCeMSの細野暢彦特定助教が「ガス分離技術のための多孔性配位高分子の設計」、ベナム・ガリ特定助教が「二酸化炭素回収における膜分離技術:材料工学の挑戦」と題して、学術講演を行いました。一方、台湾からは国立中央大学のBor Kae Chang助教が「金属有機錯体中のガス吸収メカニズム」、国立台湾大学のKevin C.-W. Wu教授が「エネルギー応用のための機能性ナノ多孔体」と題して、学術講演を行い、参加者は最新の研究成果について熱心に聞き入るとともに、講演後は活発な質疑応答が行われました。また、会場では研究員、大学院生らによるポスターセッションも開催され、参加者と活発な意見交換が行われ、盛況のうちに終了しました。

記念品交換をする北川進拠点長とChe-Wun Hong教授
講演する細野暢彦特定助教
講演するベナム・ガリ特定助教