研究

2017年3月13日

二つの電流値を持つ人工イオンチャネルの合成に成功 -多面体分子でイオンの流れを切り替える-

3Dプリンタで作成した人工イオンチャネルの模型(左)と、チャネルを通過するイオンの流れを計測するハイスループット電流計測システム(右)

 古川修平 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)准教授、北川進 同拠点長・教授、川野竜司 東京農工大学特任准教授、竹内昌治 神奈川科学技術アカデミーグループリーダーらの研究グループは、二つの電流値を持つ人工イオンチャネルの合成に世界で初めて成功しました。二孔チャネル(TPC)と呼ばれる、細胞膜中に存在するイオンチャネル膜タンパク質の人工的な合成に近づく成果です。

 本研究成果は、2017年3月10日午前2時に米国の学術誌「Chem」に掲載されました。

 詳細は以下のページでご覧いただけます。

京都大学ウェブサイト:二つの電流値を持つ人工イオンチャネルの合成に成功 -多面体分子でイオンの流れを切り替える-

人工イオンチャネルの模型を見せて説明する古川准教授