教授/PI/副拠点長

鈴木 淳 Jun Suzuki

研究分野とテーマ

医生化学、細胞膜生物学

細胞を取り囲む細胞膜(脂質)は自分自身と外来とをさえぎる境界としてのみ存在するのではありません。細胞膜は、死細胞が食細胞に認識されたり細胞融合が起こったりする細胞間のコミュニケーションの場、また血液凝固反応などが起こる化学反応の場として機能し、細胞膜を制御するタンパク質の異常は様々な病気を引き起こします。当研究室では細胞膜を制御する細胞膜タンパク質に焦点を当て基礎研究を行い、それの関わる生命現象を深く理解するとともに、病気の発症の理解、ひいては治療戦略の提案を目指します。

私の研究「ここがイイ!」

興味をもった現象を分子レベルで理解するためにどのような実験系をデザインすれば良いのかを常に考えています。既存の報告に従ったモデルで研究を進めるのではなく、分子生物学、生化学、遺伝学的手法を駆使したスクリーニングをベースとして、先入観のない真の答えを導き出すことを意識しています。

研究者Q & A

出身地

兵庫県尼崎市

研究者を志したきっかけは?

・学部時代にニュージランドに研究留学した際、研究がグローバルな仕事であることを肌で感じたため。
・生命科学は目の前の生命現象を分子レベルで理解することができ、その理解は病気という観点からもヒトに貢献できるため。

好きな実験,理論,装置,試薬,器具について,理由も一緒に教えてください。

スクリーニング。興味をもった現象に対する実験系を樹立し、分子同定を行うことは自然に真の答えを教えてもらっている感覚があります。

趣味はなんですか?

ベースを演奏します。英語をうまく話せない留学の初期は、ベースを片手に町のカフェに行きセッションも楽しんでいました。ベースとドラムのコンビネーションで聞かせるリズムのきいたFunkやAcid JAZZ、R&Bを好みます。

メンバー

鈴木 淳  教授/PI/副拠点長
圓岡 真宏  特定助教

論文一覧

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